Nano Banana
Nano Bananaのプロンプトの書き方|すぐ使える5つの枠組み
Nano Banana AI8 分で読める

目次+
Nano Banana のプロンプトは、長くすれば上手くなるわけではありません。情報の並べ方を型にすると、最初の1枚が「方向違い」になりにくく、会話で一点ずつ直すほど仕上がりが安定します。ここではポートレート、商品、雰囲気もの、参考画像まわりまでカバーする、すぐ使える5つの枠組みをまとめます。
練習は nanobanana-ai.us のワークベンチでそのままどうぞ。
ワークスペース例:
https://app.nanobanana-ai.us/ja/generate/image-tools/nano/
枠組み1:被写体優先(いちばん汎用)
弱い Nano Banana テキストから画像 の多くは、モデルが「誰を/何を描くか」を掴む前にスタイル語が先に入ってしまうことが原因です。被写体優先は次の順で固定します。
- 被写体 — 人物・商品・物(見える特徴を具体的に)
- 状態/動作(任意)
- 場所
- スタイル
- 光+レンズ
例
リネンシャツの若い女性がカフェの窓辺に立ち、左からの自然光、浅い被写界深度、35mm、リアルなポートレート写真
コツは 見える事実を先に、雰囲気語は後から。beautiful, masterpiece, 8k の積み上げより、Nano Banana向きです。
枠組み2:場面の物語(ムードボード・世界観カット向け)
「一コマの物語」として見せたいときは、語りの順で書きます。
- 時間/天候
- 場所
- 被写体が何をしているか
- 環境ディテール(2〜3個で十分)
- カメラ言語(ショットサイズ、被写界深度、動きの感じ)
例
雨上がりの夕暮れの路地、ショートヘアの女性が透明傘を差して歩く、濡れたアスファルトにネオンが映る、遠くに人影、シネマティックなコントラスト、85mmの浅い被写界深度
背景小物を一度に十個詰め込まないこと。狙いは 雰囲気は決まっているのに、被写体は読める 状態です。
枠組み3:光とレンズ(写真っぽい人・商品向け)
「カメラで撮った感じ」が欲しいときは、光と光学を硬い制約として書きます。
- キーライトの方向(サイド、逆光、トップ、窓光)
- 硬軟と色温度
- 焦点距離/被写界深度
- 構図(アイレベル、俯瞰、クローズアップ)
- 被写体と背景の関係(ボケ、クリーン背景、テーブル材質)
ポートレート例
窓辺のサイドライトのポートレート、柔らかい影、自然な肌質感、85mm、浅い被写界深度、暖色のボケ背景
商品例
ウォールナットのテーブルの上の陶器のコーヒーカップ、高い窓からのサイドライト、柔らかい影、リアルな商品写真、浅い被写界深度、クリーンな背景
ECのヒーロー画像、カバー、少し高級に見せたい静物に特に効きます。
枠組み4:スタイル固定(シリーズの統一向け)
連作ポスター、キャラ設定、ブランド素材は、毎回スタイルを書き直すとすぐブレます。スタイル固定の一文を決め、被写体と場所だけ差し替えます。
- スタイルを固定(写実/フラットイラスト/シネマ/サイバーなど)
- 光の好みも固定
- 毎回変えるのは被写体・服装・場所だけ
- 必要なら「前の画像と同じスタイル」を足す
再利用できる固定文
フラットイラスト、きれいな線、限られた配色、柔らかい陰影、中央構図
当てはめ方:
[被写体と場面]。フラットイラスト、きれいな線、限られた配色、柔らかい陰影、中央構図
Nano Banana のシリーズ作業では、全文を毎回ゼロから書くより、固定文のほうが速くて揃います。
枠組み5:保持/差し替え(参考画像と会話仕上げ)
参考画像を上げたあと、あるいは最初の1枚を直すときは、世界全体を再説明しないで次の二点だけ言います。
- 何を保持するか(顔立ち、髪型、商品形状、構図)
- 何を差し替えるか(背景、服の色、光、小物)
参考画像の例
同じ人物の顔立ちと髪型は維持し、背景だけ夕暮れの海岸に差し替え、服装とポーズはそのまま
会話での仕上げ例
被写体はそのまま、キーライトだけ少し柔らかく、コントラストを少し下げ、他は触らない
ここが Nano Banana の強みです。1ターン1変数なら、仕上がりをコントロールしやすい。
どの枠組みを選ぶか
| 目的 | まず使う型 |
|---|---|
| すぐ使える最初の1枚 | 被写体優先 |
| 物語感・雰囲気 | 場面の物語 |
| 写真らしい質感 | 光とレンズ |
| シリーズの見た目統一 | スタイル固定 |
| 参考画像や修正 | 保持/差し替え |
組み合わせも自由です。例:最初の1枚は「被写体優先+光とレンズ」、仕上げは「保持/差し替え」。
よくある失敗
- 形容詞が事実より多い — 材質・色・ポーズを先に書く。
- 1ターンで変えすぎる — 服+背景+光を同時指定すると漂う。
- スタイル指示が衝突する — 「ミニマル」と「華麗なバロック」は両立しにくい。
- シリーズで固定文を使わない — 色温度や線の質感がコマごとにずれる。
まとめ
Nano Bananaのプロンプトの書き方は、長さではなく構造の問題です。被写体優先、場面の物語、光とレンズ、スタイル固定、保持/差し替え——この5つを道具箱にして、まず型を選んで最初の1枚を出し、会話で一点ずつ寄せていきましょう。
nanobanana-ai.us を開き、上のどれか一例を自分用に書き換えて1枚出してみてください。手を動かしたほうが、理屈だけより確実に残ります。


